毎朝起きるとすぐメールをチェックする。
大半が旅行会社からのものだが、お客さんからの依頼メールも混ざっている。
昨夜発信されたメールで栃木県塩谷郡の方から、大型ゴミの撤去見積もりがあった。
残念ながら先方の予算と、見積もり金額に大差があり、没。

一軒目のゴミ屋敷の見積もりのために練馬の依頼主の家の前でいらいらしながら彼を待っているととき、次の依頼の電話が着信。
三鷹市のお兄さんが引っ越し、ごみ処理、ルームクリーニングをして欲しいが、先ず見積もりをとのこと。
部屋に入ってじっとしていても汗がサウナに入ったときのように噴出すひどい暑さ。
一分でも早く部屋を出たく思い、相手がまだ何かいいそうだったが、さっさと失礼して来た。

１０時前に練馬へ着き、ドアーをたたけど物音一つせず。近所の人にもしや同じ名前で近くに脳一軒あるかとお聞きしたが、そのような家はあそこだけですよ!と。
気を取り直してさらに強くノックしたが全く応答なし。
やむ終えず彼の携帯電話へ電話をかけたが留守番モード。帰ろうと思っているところへ彼からの電話が。やっとドアーが開き内見した。三人の他人が住んでいたが皆出て行ってしまったという。全員がゴミを溜めてそのままになっているが自分も引っ越すにはそれらを処分しなければならないらしい。