今日は仕事を離れ、家内が子供の頃住んでいたという杉並の西荻窪と、世田谷区の豪徳寺へ出かけた。
家内は父親の仕事の関係で何度か住まいを変えていた。特に印象に残っているのが西荻窪だと言うことで、引っ越してから60年余年経った西荻窪へ連れて行ってあげた。中でも神明中学校で同級生だった菊屋さんという酒屋の娘さんに会いたかったようだ。
中学校の周りで、記憶を呼び戻し、その同級生のお宅を訪ねたが、酒屋さんはあったが、その子(当然生きておられても家内の同級生だからおばあさんだが)の弟さんが現在は社長さんとしてやっておられ、お会いしたのだが、すでに彼女は15年近く前に他界してしまったと聞かされ、家内はがっかりしてしまったようだ。
その後気を取り戻し、その後移り住んだ豪徳寺に向かった。しかし彼女の住んでいた場所が思い出せず、帰路についた。
60年近い空白は、思い出の場所さえ見つからないまでに変わってしまったようだ。
家内は時々そのお嬢さんのことを口にしていたのだが、中々再会する機会がないまま今日までたってしまった。
こんなことならもっと早く家内をせきたてて、連れて行ってやればよかった!と、後悔する老人であった。
皆さんも思い立ったらすぐ、旧友を訪ねるが良いだろう。