私はもともと酒の飲めない家系で育ったため、アルコールの解毒能力が著しく低い。
若いころは銀座や新宿のバーで、当時流行っていたハイボール(今また流行っているらしいけど)を2杯も飲むとその後すぐ頭痛と吐き気が襲ってくる状態だった。
それでも近年はシャンペンやスパークリングワインと言うワイン系発泡酒の天敵を除けば、かなり呑んでも以前のような症状にはならなくなった。苦味のあるカンパリをソーダやオレンジジュースで希釈したもの(カンパリソーダ、カンパリオレンジ)、松の臭いがすがすがしい、ジンをジンジャーエールで希釈したもの(ジンバック)、ノイリープラを少々加えたもの(マティーニ)まで嗜めるように成長した。
ゴミ屋敷片づけで、目一杯疲れて床に就くときや長距離運転をしたときは別として、あまり体を使わなかった日にはこれらのカクテルの力で就寝後数時間の眠りを買っている。
飲まないと一時間おきに便所に行かなくてはならない体調は辛いものがあり、お酒に頼った生活が続いているのだ。
日本酒のあの臭いだけは勘弁してもらいたい。